水筒のゴムパッキンのカビを落とす方法を実際に試してみた
水筒を洗ってたらパッキンが黒くなっていることに気付きました。2、3年前から使ってますがそう言えば分解しての掃除はしたことがなかったような・・・こんなにダークマターのように真っ黒になっているとは・・・
気付いてしまったので、このままカビ水筒を使うのは気持ち悪い。
カビの落とし方を検索することからすべてが始まったのである。
みなさんが普段使ってる水筒は大丈夫ですか?
3つのパッキンそれぞれ黒いシミが・・・。特に一番大きいパッキンの裏がひどい。
カビの落とし方を検索してみた
出るわ出るわ生活情報系のブログがたくさんヒットします。どれも内容は同じで「重曹で綺麗になる」「クエン酸で綺麗になる」というもの。でも実際の汚れや汚れが落ちている写真が全くない。もともと「重曹」「クエン酸」と聞くけど本当かな?と思ってたので実際にやってみることにしました。
重曹やクエン酸なんておなじみの食品添加物だし、そんなので根強いカビや汚れは取れっこないというのが実験する前の想像でした。
1.ネットで話題「重曹」「クエン酸」万能説を試す
そもそも「重曹」「クエン酸」とは?
よく聞くけどなんなの?
「重曹」
正式名称は炭酸水素ナトリウムで、ふくらし粉やベーキングパウダーの主成分です。
「クエン酸」
レモンをはじめ柑橘類に多く含まれる有機化合物です。梅干しにも含まれ酸っぱい成分です。疲れが取れると言われクエン酸入りのドリンクを飲んだことある人も多いのではないでしょうか。
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重曹とクエン酸を混ぜて24時間漬けてみた
重曹とクエン酸を1:2の割合で、40℃のお湯を注いでみました。ジュワジュワと音を立て激しく反応します。二酸化炭素がたくさん出てきます。これはビジュアル的にもぴかぴかの綺麗になりそうな期待感が一気に!疑ったりしてごめん。と思った。
反応中の動画
24時間後
表
裏
はい、まったく汚れは落ちていません。完全に見掛け倒しでした。
ブログに書いてた人は、雰囲気で「重曹」「クエン酸」って書いてるだけで実際にやってないんだろうな。ブログからブログへ語り継がれた都市伝説なのだろう。
2.化学と企業努力の結晶「キッチン泡ハイター」を試す
そもそも「ハイター」とは?
ハイターは、こすっても落とせない汚れや菌まで強力に漂白・除菌。衛生的なくらしを応援するブランドだそうです。混ぜるな危険です。
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泡ハイターをかけてみた
吹き付ける泡が気持ちいい。これは掃除が楽しくなる。水回りのヌメリや汚れはいつもこいつに頼ってます。
説明にはつけ置き5分と書いてありましたが、1時間置いてみました。
1時間後
全部とは言わないがちょっと綺麗になったような気がする。パッキンの内側のカビが減っているかも。パッキン裏のダークマター部分は変わらず。
表
裏
3.漂白剤のつけ置きを試す
泡から液体タイプへ
泡ハイターで少し効果がみられたので、より濃い液体タイプに挑戦だ!
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13時間後
より綺麗になったような気がする。パッキンの内側のカビがかなり減っている。パッキン裏のダークマター部分は変わらず。そもそもこれはカビなのか?何者だ??
表
裏
4.パッキンを買い換える
パッキン部分を選んで買う
水筒裏の型番を検索してメーカーサイトから説明書をダウンロード。パッキン部分の型番を調べます。なんと楽天でパッキンだけ変えることが判明!しかも1つ160円くらい。今までの努力はなんだったのか(笑)楽天すごいぞ。
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結論
・パッキンはカビが生えないようにメンテナンスをしよう
・パッキンに生えたカビは取りにくいから、頑張るより新しいのを買う方がコスパ高い
・ネットの情報が真実とは限らないので気をつけよう
※私の環境で試した結果です。環境によって効果は違います。
以上